こんにちは、房総の案内人ボビーマジックです。
実は2021年に前ブログを開始した関係で、これまでに房総で100以上の飲食店にお邪魔して、いろいろ写真に収めてきました。
その中には、惜しまれつつも閉店となったお店も一定数含まれておりまして・・・。

記録がてら、記事として残してみることにしてみました。
例えば、東金市の八鶴湖畔にある割烹旅館跡に開店したフレンチレストラン「八鶴亭」や、白子町にあったコンテナ型飲食スペースの「ミルククラウン」などなど。
惜しいお店もあれば、そりゃ閉店するよね~って感じたお店まで様々ですが・・・。
淡々と随時追記していこうと思います。
そのお店に行ったことのある方にとって、当時の記憶をたどるお手伝いになれば幸いです。
八鶴亭~八鶴湖畔に佇む国登録有形文化財のフレンチレストラン~
まずは思い入れのある、こちらから・・・。


こちらは、東金市民いこいの地の八鶴湖のほとりに佇む割烹旅館の跡地に誕生したフレンチレストラン、「八鶴亭」の在りし日の様子です。
2021年5月に開店して、2023年夏ごろまでの2年ちょっとの営業でした。


中の様子はご覧の通り。
店舗スペースの奥にある「絆」の文字が印象的な、趣のある素敵なレストランでした。


窓の外に目をやると、八鶴湖畔の桜の木が真正面に見えています。
ここに桜の花が咲いているのを想像してほしいのですが・・・。
花見シーズンには争奪戦必至のロケーションです。
(桜の季節の写真はのちほど)




お料理も手頃な価格で用意されていて(ランチ)、気軽に楽しめる心地よいスペースだと感じていました。
ちなみに写真で見えている素敵な器は、地元のガラスメーカー「スガハラガラス」製。
地元愛を感じる、素敵なお店に感じていました。



では、なぜ閉店に追い込まれたの?
本当のところはわかりませんが・・・。
偶然ですが、開店して1か月後くらいと閉店1か月前くらい両方で食事をしています。


(写真は2021年6月のものです)
開店1か月頃から1年くらいは、はつらつとした接客に感じたスタッフも、閉店間際に訪ねたときには「型どおり」の接客のみやっている・・・。
と感じるまで変化していました。
残念なエピソードとしては・・・。
最後に食事に行ったときのことです。
開店時間になっても入口に誰も現れず、開店時間を数分過ぎてようやくスタッフが出て来たので、ボビーの眼の前にあったお店の表示を「準備中」から「営業中」に直してあげたのですが・・・。
スタッフさん、まったく反応なしでした。



マジっす。これはやばいのではと思っていたら、翌月閉店しました。
客が開店準備の手助けをしたことに気付けないほどやる気がなかったのかと、驚いたのをよく覚えています。
ボビーが感じた閉店理由はこちら。
・飲食店をするには場所が悪い。(人通りが限られる立地)←これに尽きると思います。
・(最後は)スタッフが完全にやる気を失っていた。




こちらは桜の時期の八鶴亭の様子です。(2023年春の様子)
風情のある古い建物には、桜が本当に似合いますね・・・。
今でも八鶴湖畔に佇む建物は、「みんなの八鶴館」というボランティア組織がメンテナンスを実施しているので、定期的に行っている見学会などで立ち入り可能です。
「みんなの八鶴館」HPはこちら👇
https://hakkakuko.com/hakkakukan/
ミルククラウン~白子町・産業道路沿いのコンテナ型飲食店~


2022年3月に開店し、その後2年くらいは営業していたはずのミルククラウン。(白子町)
2025年2月現在、少なくてもここ半年くらいは営業しているところを見たことがありません。



事実上、閉店したものと思われます。


お店の前には産業道路(県道30号線)が走るため、交通量は問題なし。
写真にもありますが、4~5月には地元名産の玉ネギの販売の方も来ていたりと、開店してからしばらくの間は賑わっていた印象でした。


20台ほど停められる駐車場にコンテナをふたつ設置して、飲食スペースと厨房スペースを確保。
(写真は飲食スペース内の様子です)
飲食スペースも快適な環境でしたし、屋上テラスはかなりの解放感を味わえました。


こちらが屋上テラス席からの眺めです。
3月頃になれば、目の目には河津桜が咲き誇り、そしてその後ろには延々と続く九十九里浜。
なぜ好スタートを切ったミルククラウンが、事実上閉店となってしまったのか・・・。
ひとつの原因と感じているのがこれ。



お店の人、あまり愛想がないんです・・・。
決して失礼な態度を取るわけではないのですが・・・。
一時期かなりのペースでお邪魔したにもかかわらず、全く認識してもらえませんでした。
(このお店の近所の人を紹介したりしてもいたので、ちょっぴりショックでした・・・。)


それと海風が強い日が多い5月から10月くらいにかけては、自慢の屋上テラスのパラソルがほとんど開くことができず・・・。
(写真は3月中旬のものです)



これは完全にリサーチ不足ですね。
冬場に開店準備をしていたので、暖かい季節の海風を全く想像できなかったのかもしれませんが・・・。
というわけで、ボビーが感じた閉店理由はこちら。
・リピーターを大事にしていない雰囲気を感じた。
・屋上テラスの海風対策が甘い。
最近営業していないだけで、実は閉店してない可能性もアリ。
もしまた営業するのであれば、心地よい接客を望みます・・・。
千尋房~126号東金バイパスの老舗とんこつラーメン店~


ラーメン激戦区の国道126号東金バイパスの中でも、まるえいラーメンと並ぶ老舗とんこつラーメン店として知られていたのがここ、「千尋房」でした。
(今は「桃源郷」という中華そばを提供するお店になっています)


味も平均以上。
というか、じゅうぶんに美味しいとんこつラーメンでした。
コロナ禍真っ最中の頃にはしばらく閉店していましたが、2023年2月頃に復活オープン。


久しぶりに食べた濃厚なとんこつラーメンは、また来たいと思わせるレベルでした。
(そういえば店内どこでもたばこの吸える、今となっては珍しいお店でもありました。隣にパチンコ店があったので、たばこOKは有難い人が多かったかもしれません。)


お店入口には、かなり気合の入った一文があったのも印象深かったです。(上の写真)
店主も決して悪い人ではないと思っていましたが・・・。
復活してから1年もたたないうちに、再び閉店に追い込まれました。
最大の要因はこれ👇
・営業が不定期になっていて、いつお店が開いているかまったく分からない状態になっていた。



お店の前が通勤ルートなのですが、たまに開いている不思議なお店になっていました。
事情は分からないですが、たまにしか開いていないお店にわざわざ行く人はほとんどいないと思います。
作~新茂原駅前にあった新進気鋭の竹岡式ラーメン店~


新茂原駅前にあった竹岡式ラーメンのお店、「作」(さく)も、少しずつ客足が遠のき、閉店したお店のひとつです。
(2023年3月の様子です)


店内はカウンター席とテーブル席に加えて、小上がりも用意されていました。
穏やかな雰囲気の、でも真剣に料理と向き合っている若い店主が経営していて、個人的には応援しているお店のひとつだったのですが・・・。



閉店を知った時は本当に残念でした。


写真にもある通り、見るからに美味しそうなラーメンを提供していました。
(個人的に、竹岡式ラーメンではここが一番美味しいラーメンだったと思います)
開店当初は素敵なアルバイトの店員さんもいたのですが、いつしか店主のワンオペとなり、そして営業時間も短くなっていきました。
ある程度繁盛して、それで時短しているかとばかり思っていたのですが・・・。
2024年の夏前には閉店となっていました。




席ごとに用意されているカレー粉を入れての味変など、店主もいろいろな味の提供に力を入れていたお店でもありました。
それだけに、飲食店経営の難しさを感じさせるお店でした。
ボビーが感じた閉店理由はこちら。
・(あえて言うなら)駐車場が入りにくい。
・駅チカとはいえ新茂原駅。立地に難あり。
もともとスナックや居酒屋の入るテナントビル1階での営業だけに、ラーメン店は難しいものがあったのかもしれません。
三井製パン(&パンとカレー)~都内から転居してきた、大網白里市のカフェ~


こちらは在りし日の「三井製パン」(パンとカレー時代)の様子です。
(現在は「ミツイクレープ」という店名のクレープ屋さんになっています)
こちらについては、名前からしてオーナーがクレープ屋さんのフランチャイズに活路を見出し、営業形態を変えただけと思われます。
なので、「閉店」というのとは少し違いますが・・・。
かつてのお店を見て見ましょう!


店内は、ご覧の通りです。
天井が高く、開放感のある素敵な空間が広がっていて、さらには芝生の庭に面したテラス席もまたいい感じ。
「三井製パン」→「パンとカレー」→「ミツイクレープ」と店名は変わっても、一部のレイアウトのみを変更し、今でも雰囲気はそれほど変わらず営業しています。


こちらは「パンとカレー」時代まで解放されていた、2階席の様子です。
この微妙な狭さ、嫌いではなかったのですが・・・。
残念ですが、現テナントでは使用されておりません。


こちらは、今でもミツイクレープに設置してある、「パンとカレー」時代の看板です。
ミツイクレープはそれなりに流行っている感じですので、ついに賑わうお店になった感がありますが・・・。
過去の2店舗(三井製パン&パンとカレー)については・・・。
・明らかに割高。(特に三井製パン時代)
神田あたりから引っ越してきたお店と記憶していますが、お値段もそのままに引っ越してきたので、大網白里市あたりでは明らかに値段が高い印象だけが残るお店でした。


最後に、「パンとカレー」のランチプレートの写真です。
美味しかったです!
でもちょいお高めで、ちょいと量が少ない・・・。
「パンとカレー」時代になって若干入りやすくなった感もありましたが、お得感のあるお店でなかったのは確か。
現テナントの「ミツイクレープ」には、頑張って続いて欲しいと思います。
KAZUSA BASE~126号東金バイパスのトレーラーハウスの飲食店~


国道126号東金バイパス、「道の駅みのりの里東金」の近くにあったトレーラーハウス型店舗の飲食店だったのが、こちら「KAZUSA BASE」です。


ウッディな造りに「武蔵野うどん」と大きく書かれた看板が特徴で、夏場にはかき氷も販売していました。


名物だった武蔵野うどんがこちら。
正直に言いますと、千葉県内で有名な武蔵野うどんのお店「鈴や」よりも、、むしろここの方が美味しいのでは?
と感じたくらいの本格的な武蔵野うどんでした。


ひとりでも十分切り盛りできる店舗サイズでかつ、コンパクトお店のだったのですが・・・。
駐車場が、近くに出来たスターバックスに入るためのUターンスペースになってしまってことにかなりご立腹だったようで、引っ越し先まで決めていたようです。(さすがトレーラーハウス!)


ですが、実際には引っ越しはせずに、いったんは空き地になったあとに「ふくまめ食堂」というお店が建設されて、店主も別の方となっておりました。
(メニューは増えていましたが、武蔵野うどんとかき氷は継承していますので、「KAZUSA BASE」のなごりは残っています)
・ここも営業末期は完全に不定期営業となっていて、いつ開いてるか分からない状態になっていた。
・店主がやる気を失っていた。(本人が言っていたので間違いないです)
自らお店を畳んだパターンかと思われます。



今後も時間を見つけて追記していきますネ♪
2025.2.20 ボビーマジック
房総のトビラまとめ記事はこちら👇
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